有限会社テオリア 思考と行動を図解で可視化する

有限会社テオリア 図解で仕事を可視化する専門家として、図解の技術の提供・図解化サービスを提供しています!

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図解の基本

頭に浮かんだことを書き出すだけでは企画の価値は低い

図解:頭に浮かんだことを書き出すだけでは企画の価値は低い

企画や提案が通らないと困っていませんか?

図解できれば「何とかなる..」と期待していませんか?

実は、企画や提案が通らない理由は2つあります。
1つ目は、価値を正しく伝えられないこと
2つ目は、伝えた内容が相手にとって価値が低いこと
間違いなくこの2つです。

一般的に図解は、
 ・頭に浮かんだことを整理して
 ・分かりやすく表現し表現する
ために使います。

確かに、表現方法として有効な手段です。
図解すると長い文章を読むより分かりやすくなります。

ただ図解すると..
内容が陳腐だと、それが丸見えになります。

他人の評価は厳しいです。

原因は、
・自分の知っている少ない情報だけを
・パワポの機能でこねくり回し
それらしく何んとかしようとすることです。

分かりやすく図解表現するだけでは
内容の価値は高まりません。

価値を高めるには

1.知っているけれど
  「気がついていない情報」

2.価値を高めるために必要だが
  「自分が知らない情報」

を取込むことです。

ここを、どう取込んでいくかが重要です。

このために図解思考があります。

て頭の中にあるモヤモヤした「想い」を
・分かりやすい言葉で表現し
・構造として整理する
方法が図解思考です。

考えたことを図解にすると
・抜けているところが見えます
・ダブっているところが見えます
・矛盾しているところが見えます
見えるので修正していけます。

これをコツコツ繰り返すことで、
頭の中のモヤモヤ状態の「想い」を
体系化することができます。

「見える→直す」を繰返すことで
完成度が高まっていきます。
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■ 2020年5月14日(木)問いを立てる技術・組み立てる技術
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<社内企画者・技術営業マン・提案営業マン向けセミナー>
言葉にならない相手の期待を読み解き真の要求を満たす

問いを立てる技術・組み立てる技術

~企画・提案の価値を高め顧客満足を引出し業績拡大へ~図解:頭に浮かんだことを書き出すだけでは企画の価値は低い

・日時:2020年5月14日(木) 10:30-16:30
・会場:[東京・大井町]きゅりあん4階第1特別講習室

講座概要
http://www.teoria.co.jp/20200514.pdf

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・申込
https://johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC200503.php

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図解とは「論説文のダイジェスト版」

図解:図解とは「論説文のダイジェスト版」

 図解とは「論説文のダイジェスト版」

「これ、図解できませんか?」と
相談されることがあります。
ですが..

私でも、図解できないモノがあります。

その図解できない4つの理由は!
1.図解表現する内容が無い 

日記のような文章が長々と書き連ねてある。
・何が言いたいの?
・何を理解して欲しいの?
・何か決断して欲しいの?

「気持ちは分かりますが..」としか言えません。
2.抽象度の高い言葉がたくさん並ぶ

例えば、「マーケティングが重要」と言われても
確かに重要だ..
でも、広すぎる概念化ので
どこを・どうしたいの?
表現したい範囲が広すぎて、あれも・これもとなる。

1枚に全て盛込もうとしても無理。
中途半端な言葉がたくさん並んでいる
つい「分かってる?」と言いたくなってしまう。

理解が浅いので抽象度の高い言葉を多用している。
3.要素となる言葉の定義が甘い

一つの言葉を、微妙に違う複数の意味で使っていたり、
一つの概念を複数の言葉で表現していたりしている。
もらった資料を読んでも見えてこない。

考えている時間が少ないので思いつきレベルで止まっている。
言葉の定義に敏感にならないと図解できません。
4.内容の整合性が低い

図解する材料となる言葉や文章同士の関係が見えない。
包含関係や階層構造の把握ができていない。
読み込むと
・抜けている
・ダブっている
・矛盾がある
図にしようとするとアラが見えてくる
テーマの理解、基礎知識、考える材料が少ない。
主な理由は、この4つです。

これでは、私も図解はできません。
でも、図解しようと考える最初の一歩はここです。
この状態からスタートします。

めげることはありません。

ここから、
・何のために、
・何を、
・どのようにと目的を定め、
・目標を設定(着地点)して、
・材料を集める
ことになります。

そして、図解していきます。

図解を描くことは、難しいものではありません。

描く内容が整理されていれば簡単です。
内容を整理することが難しいのです。

逆に言うと..
描く内容の完成度を高めるために図解を使います。
図解の2つ機能を紹介します。

■モデル化(構造化)

【辞書で調べると】
事象の構造を抽象化して論理的に形式化する

このように考えて良いと思います
・要素同士の関係が明快
・整合性がとれている
・漏れ、ダブりがない

【具体的には】
図や矢印を使って、関係と構造を表現する

図解に描くべき内容に、構造としての完成度が必要です。
別に難しいことではありません。
分かりやすい話をしている人は、自然にできています。

■ダイジェスト化(要約)

【辞書で調べると】
ある文章や出来事などの内容を要約すること

このように考えて良いと思います
・必要なポイントに絞り込む
・言葉の意味を定義
・内容を圧縮したもの

【具体的には】
文(S+V)・単語をつかって定義や内容を表現する

図解を簡単に言うと「論説文のダイジェスト版」です。
短い言葉で、分かりやすく要約したものが図解です。

というように、私は考えています。

要するに、この2つです。

考えていることを短い文に要約し
その文を箱や丸でくくって
線や矢印でつなぐと図解になります。

図解のネタは、日常にたくさんあります。

練習材料にしましょう。

図解は、水泳と同じように練習量で上手くなります。

 

 

 

 

 

頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

図解:頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

「池田さんって、どうやって図解するんですか?」と
時々聞かれます。

特別な、図解の勉強はしていません。
絵のセンスもありません。

ただ、ただ、毎日仕事の現場で気がついたことを
図解して書き溜めていたのでできるようになりました。

なぜ、こつこつ図解するようになったか!
理由があります。

それは..
これまで仕事をさせていただいた会社様で、
トラブルが発生した時に、
その真の原因を見つめずに
発覚した現場担当者の意慾・能力不足だと
上から押し付けられる現場をたくさん見たからです。

担当者は「以後、気をつけます」と言うしかありません。

それが会社の解決策になってしまいます。
当然、再発します。
もったいないと思いました。

社員にとっても、会社にとっても無駄なコストです。
感情的なしこりも残ります。

そこで..
上司にも、担当者に問題の整理や真の原因を探れるように
仕事や問題を図解で整理するようになりました。

図解にして、
仕事の成り立ちや問題の構造を整理すると
どこに問題があるか、
誰でも簡単に探っていけます。

その役に立てたいと考えて
気が付く時に、
1枚づつ書き溜めました。

はじめの頃は、試行錯誤の連続でした。

でも、枚数がたまってくると、
やり方がだんだん見えてきます。

このやり方が「4つの手法」です。

1つめは、「言葉にする」です。

言葉にしないと、始まりません。
全ての出発点です。

ここで、自分の語彙力が試されます。
考える力は、この語彙の量に影響されます。
でも、安心してください。
強い援軍がいます。

それは、辞書です。
国語辞典・漢和辞典・類語辞典・和英辞典..
今は、ネットの辞書で調べやすくなりました。
たくさん使ってください。

2つ目は、「広げる」です。

出した言葉の意味から視点を上げて
高い位置から俯瞰すると広い範囲で見られます。

関連する意味の事柄を探しましょう。
「類語」で広げることができます。

反対や対立する事柄を探しましょう。
立ち位置を変えたり、アイデアを否定したり
いろいろやってみてください。

3つ目は「深める」です。

これは、具体化です。
狭く絞り込んで、具体的な事柄を洗い出しましょう。
上手く具体化できない概念は、アイデアが甘い証拠です。

4つ目は「まとめる」です。

まとめ方は
・意味で似たものを集めて、タイトルを付ける。
・因果関係で並べる
・時間軸や手順で並べる
・対立概念で比べる
などがあります。

「まとめる」作業をすると2つのことが見えてきます。
・情報の不足が空白として見えてきます。
・情報同士の関係の間違いが見えます
ここで、不足の部分は追加し、
間違っている部分は直せばいいんです。

この4つは、段階的に進むのではなく、
4つが関連して進み、完成度が高まって行きます。

頭の中に、表現したいことがあったら
この4つの手法を頭に浮かべてやって見ませんか!。

図解は、練習すれば誰でもできるようになります。
100枚しっかりつくれば目の前が広がります。

手順・パターンに当てはめて図解できる..としたら

図解:手順・パターンに当てはめて図解できる..としたら

手順・パターンに当てはめて図解できる..としたら

もう10年ちょっと前のことです。
東京の田町駅近くで図解講座を開催していただきました。

最初は、20名ほどの会場が用意されていましたが
参加申し込みが多かったのか40名の会場に変更となりました。

参加されたみなさんの前で、図解の理論を解説していきました。

40分くらい経った頃に
唐突に女性が手を上げました。

そして..
「そんな面倒な理屈を聞きに来たんじゃない。
簡単に図解するパターンを教えて欲しい」
と発言されました。

私は「?」です。

彼女の発言に影響されたのか、
あちこちから
「そうだ、面倒な理屈はいらない」
という声が上がりました。

また反対に
「しっかりした理屈は重要だ」
と言う声もあがりました。

講師の私の目の前で
理屈不要派と理屈必要派が
数人ずつ激しく論争しています。

結構、激しいです。

面白い

不謹慎ですが、そう思いました。

この体験で
「図解って必要とされているんだ!」
と実感しました。

その時の治め方が良かったのか、
参加された数人の方と今も親しくさせていただいています。

翌日、主催者にクレームが入ったとのことです。
内容は
「もっと聞きたかったのに、聞けなかった」
と言うものでした。

この時の体験から、この図解の右半分を作成しました。

   図解パターン → 図解

パターンに当てはめれば図解できる。
と言うものです。

パターンに当てはめれば図解できるでしょうか?

たくさんのパターンを紹介している本もあります。
そのパターンに当てはめれば図解ができると
解説してあります。

でも、それで図解できるでしょうか?

私は、もともとがSEとして配管CADシステムの
・データ構造
・操作オペレーション
・システムの構造
などを手書きで図解していたので
パターンを使って図解したことが無かったのです。

その後も、提案書を図解で作成していました。

パターンに当てはめれば図解できるかも?
と思ってやって見たことはあるのですが、
上手く行きませんでした。

この図解の左半分は

  チェックリスト → 図解パターン

です。

これも良く言われました。
池田さんは、たくさん図解しているんだから
提案書や企画書を作成するための
「取材することのチェックリストは作れないか?」
と言うことです。

何人もの人に言われました。

これは、試してみるまでも無く無理だと思いました。

クライアントに定型的な質問をして
発言を書き出すだけでは無理なんです。

この2つの体験を合わせると

 チェックリスト → 図解パターン → 図解

となります。

もし、これができたらどうなるでしょうか?

 ・誰でもできる
・学生バイトでOK

「考える」ことが不要になると言うことです。

こうなるとどうなるか?

誰でも・簡単にできるとなると
・考える必要が無い
・知識や経験が不要
・苦労して考えを整理する必要が無い
・仕事が単純作業になる
単純作業は、給料が安い方に流れる

私も、あなたも不要になります!

「考える」ことが不要になることはありません。

なぜ図解するのかと聞かれたら
「考える」ために図解するんです。

 ・アイデアを整理して
・内容の完成度を高め
・思考や行動の価値を高め

他人や他社との差別化を計り活躍の場を広げるためです。

図解を役に立てて欲しいと思います。

図解の注意点「フォーカス・ディープ・ノイズカット」

図解:図解の注意点「フォーカス・ディープ・ノイズカット」

図解の注意点「フォーカス・ディープ・ノイズカット」

頭の中の「想い」を
図解しようと考えるときに必要な3つの注意点です。

 1.フォーカス
2.ディープ
3.ノイズカット

この3つが重要です。

■1.フォーカス

焦点を合わせることです。
何を書くのか絞り込みが重要です。

図解のアドバイスするときに、
何枚もの文書を出してきて
「あれも、これも図解したい」と言います。

気持ちは分かります。

大きな文字になっていたり
書いてある割合が多い部分に
絞り込んでアドバイスをすると、
「一番言いたいことは、そこじゃないんです」
と言い訳します。

書きたいことの優先度や具体化の
作業が進んでいません。

現状は、材料を集めて
それなりに書いただけの状態です。

でも、自分の中では
文章で書けているから
後は図解して分かりやすくするだけ。
と思っています。

これが、図解のブレーキになります。

図解という表現のテクニックが無いから。
図解のテクニックが難しいから図解できない。
と言い訳することになり、
いつまでたっても図解が上手くなりません。

文章でも図解でも、
・一度に
・すべてを
・1枚に
表現することはできません。

自分の表現したいことが
・大きい(抽象度が高い)
・たくさん(内容が多い)
場合には
何枚かの文書に分け、組み立てる
ことが必要です。

最初に、一番表現したいことに
焦点を合わせましょう。

■2.ディープ

内容を深めることです。
見ても価値がないことでは意味がありません。

若い時(30代後半)に、
企画書を勉強している女子大生に
企画書のアドバイスを求められました。

彼女の企画書を見ながら
正直に..
「きれいに書けているこで、内容が無い」と
言ってしまいました。

まさに、若気の至りです。

それ以来、音信不通。

自分には意味があっても
見る人に「見る価値」があるかが重要です。

きれいに表現できていることと
価値ある内容があることと相関しません。

パワーポイントが悪者にされますが、
ここに問題があるのではないでしょうか?

■3.ノイズカット

名前の通り「雑音の除去」です。
企画書など書きなれないと雑音が入ります。

1枚の中に
あれも、これも、それも..
たくさんの内容が入ります。

見る方は、「気持ちは、分かるが..」となり
理解しようとす意識が止まります。

その1枚に書きたいことを定義したのに、
頭の中では、もっと上位概念を描いていると、
定義以外の要素を入れてしまいます。
入れても気がつきません。

これが問題です。

なかなか自分では気がつきません。

表現する内容の定義があいまいだと
アドバイスのしようもありません。

必要なことは、
「何を表現する1枚なのか」を
明確にな定義することです。

図解する場合は、この3つを意識して
内容を絞り込み、価値を高めましょう。

実は、これができれば
自然に頭の中の書く内容が構造化します。

構造化すれば、そのまま図解になります。

図解講座では、
体験から得た、そのテクニックをお伝えします。

知っていれば、戸惑いません。

必要なことは
・何を、描くのか
・どう、描くのか
知って図解に向かうことです。