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いくつかのパターンを覚えれば図解できると言う人がいます。
私も、最初は図解のパターンを考えたことがあります。
でも、パターンを覚えても...
そのパターンの図解はできますが、当てはまらない内容だと図解できません。
これだと、パターンを覚えれば図解できるとは言えません。
そこで、私はそれまで作成した図解を見比べて
何か共通項はないかと考えました。
そこから、いかに説明する「3つの型」にたどり着きました。
なぜ、「3つの型」になったのか!
「3つの型」になった2つの理由があります。
1.たくさんの図解コンテンツを眺めた結果
過去に書き溜めた図解を見比べました。
図解してある要素と要素の関係を見比べました。
すると3つの型が浮かんできました。
2.企画書や提案書を創る時に情報の構造を考えた結果
上の図は、その考えたことを整理しました。
●過去に向かうと
・因果関係をたどっていく
・仕事を構造で理解する
・比べて善し悪しを比較する
●未来に向かうと
・比べて得らんで目標を決める
・目標に向けた筋道を組み立てる
・仕事を具体的な作業に展開する
ここから過去の未来へのアプローチの型が同じだと発見しました。
ここから「3つの型」が生まれました
思考を整理する「3つの型」と「4つの力」
この「型」は、私が理論的に考えたのではなく
これまで、自分の経験の棚卸をすることと、書き溜めた図解コンテンツを眺めて
どんな「型」があるのかを整理して選び出したものです。
そこから、この「3つの型」になりました。
頭の中のアイデアを整理する「型」です。
「3つの型」は
1.比べる(概念の比較).仕事も生活も比べて選ぶことがほとんどです。
(数の比較はグラフになります)
2.並べる..過去に遡って原因を追究したり、未来に向けて目標達成の道筋をたてていきます。
3.組み立てる..主張の証明の柱をたてたり、包含関係を整理します。
この為に必要な力は
「4つの力」
1.言葉にする力.考えていることを単語や単文で表現する力です。
2.比べる力...どちらが良いか?、基準を決めて比べる力です。
3.並べる力...因果関係を遡ったり、手順を組み立てる力です。
4.組み立てる力.言葉にした要素同士を関係づけ、体系化する力です。
企画書や提案書で、悩んでいる時、困っているときに、
この「3つの型」でアイデアを整理してみましょう。
この「3つの型」の、9つの基本形の詳細は..
●比べる
1.対比
要素(A・B)を、比較します。
自社商品と競合商品を比較して選択する場合に使います。
2.対立
要素(A・B)は、対立関係にあります。
どちらが正しいかを対立させることで、
自分の選んだ方の良さを浮き彫りにします。
3.親和
要素(A・B)は、意味内容が重なり合う部分があります。
「好きな仕事・できる仕事・やるべき仕事」の
3つが重なる部分などで使います。
●並べる
4.因果
要素AがBの原因となっていると並べます
結果である現状から、原因を遡っていきます。
5.移動
要素AからBへ、Cが移動します。
商品を受け取る、お金を支払うなどで使います。
6.段階
要素AからBへ、そしてCへ、順番がつながっていきます。
商品の受付から受注・納品・請求などの手順で使います。
●組み立てる
7.組成
要素Aは、要素B・C・Dで構成されています。
Aの構成要素を洗いだす、条件を積上げてAを主張するなどで使います。
8.展開
要素Aは、要素B・C・Dに展開できます。
仕事Aを、具体的な作業B・C・Dに具体化する時に使います。
9.包含
要素Aは、要素B・Cを包含しています。
要素同士の包含関係を示す時に使います。
この「3つの型」には、9つの発展形があります。
●比べる
1.ポジショニングマップ(2軸で比較)
2.関係図(相互の依存関係を比較)
3.マトリクス(特徴で比較)
●並べる
4.サイクルチャート(循環する流れ)
5.フローチャート(手順の流れ)
6.交換チャート(物・情報の交換)
●組み立てる
7.曼荼羅(マンダラ:8×8で情報を展開))
8.同心円(1軸で関係を定義)
9.階層三角形(関係を階層で定義)
企画書や提案書に使う図解は
・9つの基本形
・9つの発展形
これでOKです。
私が作成しているどんなに複雑な図解も、
この、「9つの基本形」の組合せで表現できます。
●「対比+段階」の2つを組み合わせた例
新しい工法で、コストダウンできた理由を語っています。
従来の工法と何が違うか、工事の作業段階と比較しています。
どの工程が省略できるかを分かりやすく対比できます
●「対比+段階+移動」の3つを組み合わせた例
WEBサイトを使った、人材のマッチングシステムです。
人材が欲しい会社と就職先を探す人材をWEBサイトでつなぎます。
横に3つを並べて、上から下へと登録から採用までの段階が進みます。
それぞれで、情報のやりとりがあります。
このように組立てると複雑な図解も作成できます。
どんなに複雑な内容でも、
単純な型の組み合わせで図解できます!
このほかに、グラフがあれば企画書や提案書の図解で苦労することはありません。
「5つのグラフ」は「数値で比較する」ものです。
・割合で比較する 帯グラフ・円グラフ
・絶対量比較する 棒グラフ・折れ線グラフ
・バランスを比較する レーダーチャート
これは、私の専門ではありませんので、一般に使う物をを紹介しました。
私も、実際の仕事ではエクセルで表を作ってグラフ化して使っています。