有限会社テオリア 思考と行動を図解で可視化する

有限会社テオリア 図解で仕事を可視化する専門家として、図解の技術の提供・図解化サービスを提供しています!

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2016年

図解・知恵の構造化 図解とは「論説文のダイジェスト版」

図解:図解とは「論説文のダイジェスト版」

図解・知恵の構造化

   図解とは「論説文のダイジェスト版」

 

「これ、図解できませんか?」と
相談されることがあります。

ですが..

私でも、図解できないモノがあります。
その図解できない理由は!

1.図解する内容が無い 

日記のような文章が長々と書き連ねてある。
何が言いたいの?、何を理解して欲しいの?

「気持ちは分かりますが..」としか言えません。
2.抽象度の高い言葉がたくさん並ぶ

描きたい範囲が広すぎて、あれも・これもとなる。
1枚に全て盛込もうとしても無理。

理解が浅いので抽象度の高い言葉を多用している。
3.要素となる言葉の定義が甘い

一つの言葉を、複数の意味で使っていたり、
一つの概念を複数の言葉で表現していたりしている。

考えている時間が少ない思いつきレベルで止まっている。
4.内容の整合性が低い

図解する材料となる言葉や文章同士の関係が見えない。
包含関係や階層構造の把握ができていない。

テーマの理解、基礎知識、考える材料が少ない。

主な理由は、この4つです。

これでは、私も図解はできません。
ただ、描こうと考える最初の一歩はここです。

ここから、
・何のために、
・何を、
・どのようにと目的を定め、
・目標を設定(着地点)して、
・材料を集める
ことになります。

そして、図解していきます。

図解を描くことは、難しいものではありません。

描く内容が整理されていれば簡単です。
内容を整理することが難しいのです。

逆に言うと..
描く内容の完成度を高めるために図解を使います。

図解の2つ機能を紹介します。

■モデル化(構造化)

【辞書で調べると】
事象の構造を抽象化して論理的に形式化する

このように考えて良いと思います
・要素同士の関係が明快
・整合性がとれている
・漏れ、ダブりがない

【具体的には】
図や矢印を使って、関係と構造を表現する

図解に描くべき内容に、構造としての完成度が必要です。
別に難しいことではありません。
分かりやすい話をしている人は、自然にできています。

■ダイジェスト化(要約)

【辞書で調べると】
ある文章や出来事などの内容を要約すること

このように考えて良いと思います
・必要なポイントに絞り込む
・言葉の意味を定義
・内容を圧縮したもの

【具体的には】
文(S+V)・単語をつかって定義や内容を表現する

図解を簡単に言うと「論説文のダイジェスト版」です。
短い言葉で、分かりやすく要約したものが図解です。

というように、私は考えています。

要するに、この2つです。

考えていることを短い文に要約し
その文を箱や丸でくくって
線や矢印でつなぐと図解になります。

図解のネタは、日常にたくさんあります。

練習材料にしましょう。

図解は、水泳と同じように練習量で上手くなります。

難しいテーマほど図解の出番

図解:難しいテーマほど図解の出番

難しいテーマほど図解の出番

池田さんの図解は、分かりにくい..と言われました。

私たちのプレゼンは、
1枚に5行くらいの箇条書き
それだとパッと見て理解できるだけど
池田さんの図解だと
パット見ただけで分からない

このように言われることがあります。

そうです。
間違いないです。
私の作っている図解には
分かりにくいモノがたくさんあります。

実は、私も
数行のパワーポイントをたくさん作っています。

松下幸之助氏やドラッガーの本からの引用です。

考え方や方針を示すには
複雑な図解は必要ありません。

A4版1枚に数行の箇条書きが有効です。

でも、この右の図のような
「人材マッチングシステムの概要」のような
仕組みを正しく伝えるためにどうしたら良いでしょうか?

左の箇条書きでしょうか?
右の図解でしょうか?

もし、図解を使わないで
数行の箇条書きのパワポを使ったとしたら?

もう、見るに堪えないくらいの枚数になります。
誤解されないように注意して書くほど枚数が増えます。

50~100枚くらいでしょうか?
サンプルとして書いてみる気もしません。

説明されていて..
もう勘弁してくれとなります。
いつまで続くのとなります。
その上、枚数が多くなり過ぎると全体が見えなくなります。

2~3枚抜いて説明しても誰も気が付かないでしょう!

図解で書くと
A4版1枚で全体像を表現できます。

その上、こんな良いこともあります。
・全体を見渡し
・細部の理解に進める
・足りない部分、間違っている部分発見
・全体像を確認しながら修正できる
これが良いんです。

図解にすることで、みんなで全体を見渡し、
弱い所を見つけてみんなで直していけるんです。

箇条書き表現と図解表現は出番が違うんです。

■箇条書きは
何かの概念や方針を示すだけなら有効です。
変に、箱に入れることも不要です。
数行の箇条書きの方がわかりやすいです。

■図解は
仕事の仕組みや構造を示すことに有効です。
登場人物を明示し、それぞれの関係をつなぎ
関係同士が、どうつながるのかを構造化します。

難しいテーマほど図解の出番です。

実は、一緒に論じることに無理があるんです。

 

文書作成のプロセス

図解:文書作成のプロセス

文書作成のプロセス

頭の中のモヤモヤを言葉にするには、
思いつく言葉を書き出しながら
少しづつ言葉にして体系化して行くことが必要です。

文章でも図解でも、表現する手順は同じです。

●第一段階目は、この2つです。

 ・主張を決定
(何を書くべきか決める)

 ・情報を収集
(必要な情報を集める)

どちらが先になるかは、その人によって違います。
その人の、そのテーマに対する情報量でも違います。

主張が先に決まっている場合
何を主張したいか明確に固まっている場合は、
それに沿って必要な情報を集めます。

主張が決まっていない場合
気になる情報を集めながら考えます。
情報が集まってくると、だんだん見えてきます。
本質を掴むことができます。
手に入れられる情報の質と量が大きく影響します。

たとえ、主張が先に決まっていたとしても、
一枚の文書で主張することが
変化する場合が2つあります。

一つ目は、
情報を集めることで、新しい発見があり
より良い主張に変わることです。

二つ目は、
主張のサイズが大きいので、
小さな単位の主張に分割して行く時です。

主張を決定すること、
情報を収集することを
行ったり来たりしながら考えます。

●第二段階目は

 ・論理構造を決定
(主張の証明の設計)

 ・部品を作る
(意味の単位に組立てる)

集めた情報をもとに主張の証明する
組立てを行います。

頭の中で思い描いてきたことを
紙に書き出すと見えてきます。

何が見えてくるのか..
証明に必要な論理構造が弱いこと
材料が足りないこと
根拠の合理性の弱さです。

そこから、やることは
論理構造を組み替えたり
組立てる部品をつくりだすことです。

部品を創りだすと。
新しい論理構造を組立てられます。

論理は、組立てる部品に左右されます。

誰でも、自分の持っている情報でしか
合理的に組立てることができません。
それを限定合理性と言います。

論理構造を決定すること、
部品を作るを
行ったり来たりしながら
論理構造と部品を充実させます。

この二段階をへることで、文書ができてきます。

図解でも文章でも手順は同じです。

図解は、文章を要約したものです。

私の定義では
「図解は、論説文のダイジェスト版」です。

頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

図解:頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

「池田さんって、どうやって図解するんですか?」と
時々聞かれます。

特別な、図解の勉強はしていません。
絵のセンスもありません。

ただ、ただ、毎日仕事の現場で気がついたことを
図解して書き溜めていたのでできるようになりました。

なぜ、こつこつ図解するようになったか!
理由があります。

それは..
これまで仕事をさせていただいた会社様で、
トラブルが発生した時に、
その真の原因を見つめずに
発覚した現場担当者の意慾・能力不足だと
上から押し付けられる現場をたくさん見たからです。

担当者は「以後、気をつけます」と言うしかありません。

それが会社の解決策になってしまいます。
当然、再発します。
もったいないと思いました。

社員にとっても、会社にとっても無駄なコストです。
感情的なしこりも残ります。

そこで..
上司にも、担当者に問題の整理や真の原因を探れるように
仕事や問題を図解で整理するようになりました。

図解にして、
仕事の成り立ちや問題の構造を整理すると
どこに問題があるか、
誰でも簡単に探っていけます。

その役に立てたいと考えて
気が付く時に、
1枚づつ書き溜めました。

はじめの頃は、試行錯誤の連続でした。

でも、枚数がたまってくると、
やり方がだんだん見えてきます。

このやり方が「4つの手法」です。

1つめは、「言葉にする」です。

言葉にしないと、始まりません。
全ての出発点です。

ここで、自分の語彙力が試されます。
考える力は、この語彙の量に影響されます。
でも、安心してください。
強い援軍がいます。

それは、辞書です。
国語辞典・漢和辞典・類語辞典・和英辞典..
今は、ネットの辞書で調べやすくなりました。
たくさん使ってください。

2つ目は、「広げる」です。

出した言葉の意味から視点を上げて
高い位置から俯瞰すると広い範囲で見られます。

関連する意味の事柄を探しましょう。
「類語」で広げることができます。

反対や対立する事柄を探しましょう。
立ち位置を変えたり、アイデアを否定したり
いろいろやってみてください。

3つ目は「深める」です。

これは、具体化です。
狭く絞り込んで、具体的な事柄を洗い出しましょう。
上手く具体化できない概念は、アイデアが甘い証拠です。

4つ目は「まとめる」です。

まとめ方は
・意味で似たものを集めて、タイトルを付ける。
・因果関係で並べる
・時間軸や手順で並べる
・対立概念で比べる
などがあります。

「まとめる」作業をすると2つのことが見えてきます。
・情報の不足が空白として見えてきます。
・情報同士の関係の間違いが見えます
ここで、不足の部分は追加し、
間違っている部分は直せばいいんです。

この4つは、段階的に進むのではなく、
4つが関連して進み、完成度が高まって行きます。

頭の中に、表現したいことがあったら
この4つの手法を頭に浮かべてやって見ませんか!。

図解は、練習すれば誰でもできるようになります。
100枚しっかりつくれば目の前が広がります。

図解で議論を空中戦から地上戦へ

図解:図解で議論を空中戦から地上戦へ

図解で議論を空中戦から地上戦へ

社内に、こんな悩みはありませんか?
「議論が噛み合わない..」
「議論すると感情的なしこりが残る..」
「会議なのに、ちゃんとして議論ができない..」

どこにでもあります。

もったいないのが議論の「空中戦」です。

議論の空中戦とは
・頭の中で考えた意見を
・みんなが主張しあう
という議論の方法です。

頭の中で考えただけなので
・足りない部分があります
・間違った部分があります
でも、見えません。

誰もが、自分の意見が正しいと主張します。

相手の意見が、自分の意見と違うと
それは間違っていると対立します。

対立は
意見が違うと言う意見への攻撃から
その意見を主張した個人の攻撃へと
進展してしまうことが多いのが現実です。

過去の失敗などを持ちだされることもあります。
個人攻撃で相手を潰すことが目的になってしまいます。

誰でも体験があると思います。

私もありました。
議論していて、自分の意見の部が悪いと感じても
主張をまげないで相手を攻撃する。
もう、会議の意味が無いですね。

その逆も、あります。
議論の内容に関係なく、「お前が間違っている」と
上司が攻撃してきます。
こっちが正しいほど、攻撃力が高まります。
そうなると「ハイ」と言うしかありません。
会議は、上司の自己満足を満たす場になり下がります。

まあ、そんな理由で独立したんですが..

問題なのは
・意見の完成度が低い
・人と意見がセットになっている
ことです。

解決するために必要なことは
・意見の完成度を高める
・人と意見を分離する
ことが必要です。

そこで、「図解」の出番です。

図解で、紙に書き出します。

意見を図解すると
・足りない部分
・間違った部分
が見えます。

見えれば、直せます。

テーブルに、みんなの意見を図解して載せます。

みんなで見て、意見を出していきます。
・ここが違う
・ここをこうしよう
と指をさせます。

意見が出れば出るほど、意見の完成度が高まります。

これが、「議論の地上戦」です。

難しいことはありません。

意見を簡単な図解にすれば良いんです。

手順・パターンに当てはめて図解できる..としたら

図解:手順・パターンに当てはめて図解できる..としたら

手順・パターンに当てはめて図解できる..としたら

もう10年ちょっと前のことです。
東京の田町駅近くで図解講座を開催していただきました。

最初は、20名ほどの会場が用意されていましたが
参加申し込みが多かったのか40名の会場に変更となりました。

参加されたみなさんの前で、図解の理論を解説していきました。

40分くらい経った頃に
唐突に女性が手を上げました。

そして..
「そんな面倒な理屈を聞きに来たんじゃない。
簡単に図解するパターンを教えて欲しい」
と発言されました。

私は「?」です。

彼女の発言に影響されたのか、
あちこちから
「そうだ、面倒な理屈はいらない」
という声が上がりました。

また反対に
「しっかりした理屈は重要だ」
と言う声もあがりました。

講師の私の目の前で
理屈不要派と理屈必要派が
数人ずつ激しく論争しています。

結構、激しいです。

面白い

不謹慎ですが、そう思いました。

この体験で
「図解って必要とされているんだ!」
と実感しました。

その時の治め方が良かったのか、
参加された数人の方と今も親しくさせていただいています。

翌日、主催者にクレームが入ったとのことです。
内容は
「もっと聞きたかったのに、聞けなかった」
と言うものでした。

この時の体験から、この図解の右半分を作成しました。

   図解パターン → 図解

パターンに当てはめれば図解できる。
と言うものです。

パターンに当てはめれば図解できるでしょうか?

たくさんのパターンを紹介している本もあります。
そのパターンに当てはめれば図解ができると
解説してあります。

でも、それで図解できるでしょうか?

私は、もともとがSEとして配管CADシステムの
・データ構造
・操作オペレーション
・システムの構造
などを手書きで図解していたので
パターンを使って図解したことが無かったのです。

その後も、提案書を図解で作成していました。

パターンに当てはめれば図解できるかも?
と思ってやって見たことはあるのですが、
上手く行きませんでした。

この図解の左半分は

  チェックリスト → 図解パターン

です。

これも良く言われました。
池田さんは、たくさん図解しているんだから
提案書や企画書を作成するための
「取材することのチェックリストは作れないか?」
と言うことです。

何人もの人に言われました。

これは、試してみるまでも無く無理だと思いました。

クライアントに定型的な質問をして
発言を書き出すだけでは無理なんです。

この2つの体験を合わせると

 チェックリスト → 図解パターン → 図解

となります。

もし、これができたらどうなるでしょうか?

 ・誰でもできる
・学生バイトでOK

「考える」ことが不要になると言うことです。

こうなるとどうなるか?

誰でも・簡単にできるとなると
・考える必要が無い
・知識や経験が不要
・苦労して考えを整理する必要が無い
・仕事が単純作業になる
単純作業は、給料が安い方に流れる

私も、あなたも不要になります!

「考える」ことが不要になることはありません。

なぜ図解するのかと聞かれたら
「考える」ために図解するんです。

 ・アイデアを整理して
・内容の完成度を高め
・思考や行動の価値を高め

他人や他社との差別化を計り活躍の場を広げるためです。

図解を役に立てて欲しいと思います。

図解の守備範囲と可能性

図解:図解の守備範囲と可能性

図解の守備範囲と可能性

私が、図解をやるようになった体験があります。

キッカケは、配管CADシステムの開発でした。

デジタイザーというドラフターのような大きな盤に
設計図を貼って座標を取り込みます。
その座標の2点の差と縮尺から実長さを取りだして..
何てことをやっています。
平面図入力して立体図への変換もありました。

はじめは、プログラムの仕様書を文章で書いていました。
データ処理ならそれでも大丈夫でした。

でも、デジタイザーから図面データを取り込む所が
文章では書ききれなくなりました。
書いている自分でも、書いている時は良いのですが
後で読み返してもサッパリ理解できません。

そこで、A3版の方眼紙を横にして
テンプレート(穴空き定規)でデータ構造や操作手順
データの流れなどを図解するようにしました。

こうすることで、
・自分の頭の整理ができて
・目で見ながら設計のミスを発見し修正し
・後から見てもすぐに理解できる
・他の人への説明もしやすい
と言うことを体験しました。

その後、平成元年にフリーのSEとして独立したことから
システム開発の提案営業を行う必要がありました。

でも..
でも..

上手く営業トークできないいんです。
しゃべれない
しゃべっても下手

伝えたいことがサッパリ伝わりません。

伝わったと思っても、
全然違う内容で理解されたという場面もありました。

どうしよう..

そこで、当時あった
マックのインスピレーションというソフトで
図解で提案書を作成するようになりました。

まだ、パワーポイントはありませんでした。

しゃべれないので、どんどん図解にのめり込みました。
面白かったんです。

これらの体験から、

 1.発案(自分の考え・アイデアを発想する)
2.記号化(自分の言葉で表現する)
3.発信(相手に伝える)

 4.受信(相手が受け取る)
5.解読(相手が理解する)
6.行動(相手が行動する)

 7.成果(行動の結果が出る)

人に伝えて、行動してもらい結果を得るには
この7段階があると考えました。

問題なのが、
・自分の頭の中にあるモヤモヤとした言葉にできない「想い」
・相手が行動して生まれた成果
を比べることです。

言葉にできない「想い」ですから
相手には伝わっていません。

でも、上司と部下の関係だと
上司は「何で、分からないんだ!」となり
部下は「言ってもらわないと分からない」と
なってしまうことが問題です。

私は、図解の守備範囲は
2.記号化(自分の言葉で表現する)
3.発信(相手に伝える)
4.受信(相手が受け取る)
5.解読(相手が理解する)
この4段階を考えています。

ただ、たくさん図解して
そのコンテンツが蓄積されると
副産物として

「アイデアが出てくる」

ということがあります。

何か現場で発見があると
以前作った、
・あの図解の、あそこと
・この図解の、ここを
組合わせると..
と発想が広がってきます。
難しかった図解も手早くできるようになりました。

図解コンテンツの蓄積は
間違いなく

「1.発案」を、刺激してくれます。

それと、相手の期待通りの行動をしてもらうために
図解したものを
・手順書
・チェックリスト
・補助ツール
のようにして行動をフォローすることで
ミスやトラブルを減らすことができます。

図解をはじめて30年くらい経ちます。

あっというまでした。

これまで、コツコツ図解してきました。

このご紹介している図解は
10数年かかっていまに至ります。

書いて・直して・使って・直す..
その繰り返しで完成度を上げてきました。

図解をしようとして
難しいと感じておられる方も多いと思います。

短い時間で完成度の高いモノを作成しようとすると
難しいです。

70~80%できたらOKにしましょう。

そして、それを誰かに見せて説明しましょう。

相手の反応と自分の中に生まれる心のモヤモヤが重要です。

たくさんの人に図解を仕事に役立ててもらいたいと思います。

 

 

伝わらない理由を解決する図解の守備範囲

図解:伝わらない理由を解決する図解の守備範囲

伝わらない理由を解決する図解の守備範囲

仕事も人間関係も、
・自分の意志を伝えて
・相手の意志を受取って
理解を得たり行動に移したりすることで
成り立っています。

どこでも・誰でも、
上手く「伝わる・伝わらない」という
コミュニケーションの問題がついてきます。

すると..
「上手く伝えるために」どうするか?

伝える方法が重要になってきます。

では、正しく伝えることができれば
全て解決するのでしょうか?

私の体験を、ご紹介します。

新規事業のアイデアを持っている社長がいました。

社員を集めて、
自分の新規事業のアイデアを
熱く語ったそうです。
それも2時間みっちりと。

でも、
誰も理解してくれない。
誰も行動してくれない。

と悩んでいました。

そこで、私に声がかかりました。

池田さんの得意の図解で
私のアイデアを分かりやすく表現して欲しい
と言うものでした。

その社長の話を、やっぱり2時間くらい聞きました。

社長としての経験も長く
魅力のある方です。
熱く語ってくれました。

もちろん説得力もあります。

私にも、社長の熱意は伝わってきます。

でも

何をやりたいのか?
具体的に見えてきません。

社長本人は、頭の中に完成していて
それを表現するだけだと思っているのです。

私から見ると
「思いつき」を、思いついた順に話しているだけ。

内容に整合性が無く
ちょっと質問すると、そこで止まってしまう。

アイデアが、思いついた状態のままで
願望が大きく膨らんだ状態になっていて

アイデアは良くても
まったく体系化されていない。
それを実現するための方法や手順が何も無い。
根拠や裏付けになるものもない。

その無いものを伝えたつもりになって
・社員は分かってくれない、
・自発的動いてくれない
という悩みになっているんです。

これは
上手く「伝わる・伝わらない」の問題ではありません。

何を伝えるかが問題です。

この「何!」を明確にしないで
上手く伝えようとすることに問題がありました。

今回ご紹介する図解で、
伝わらない代表的な7つの理由
を上げてみました。

前半の
1.「伝えたいこと」を、自分が理解していない
2.「伝えたいこと」が、自分の考えが頭の中で整理できていない
3.「伝えたいこと」の、説明が下手(分かりにくい・専門用語多用)

この3つが図解の守備範囲です。

図解は、
表現技術であると同時に
考えを整理する技術です。

伝える内容が明確なら
伝え方が下手でも伝わる確率が高くなります。

まずは、何を伝えるのか
その「何!」を明確にしましょう。

ちなみに、この新規事業の社長の件ですが、
新規事業のスタートは、
みんなこのような状態です。

ここを起点にして
新規事業を設計するというアプローチで
解決に向かいました。

 

図解を使って相手の期待を掘り起こす

図解:図解を使って相手の期待を掘り起こす

図解を使って相手の期待を掘り起こす

普通に、図解と言うと、
企画書や提案書を分かりやすくするために
図解で「表現する技術」と思われがちです。

情報の受け手としては
この紹介している図解で言うと
 ・誤って理解したこと
・正しく理解したこと

を元に「図解表現」すると言うことです。

でも、この2つの情報から
誤って理解した部分を補正して表現したとしても
情報の発信者は「そう、それが言いたかった!」と
喜んではくれ無い場合が多いのです。

もらった情報を
「表現する」というアプローチだけでは
相手の期待を表現できていないのです。

喜んでもらえる文書を作成するためには
以下の4つを受けとめることが必要です。

相手の
1.期待しているは、自覚していないこと
2.認識しているが、言葉で表現できないこと
3.言葉にできるが、伝えないこと
4.言葉で伝えたが、嘘・間違っていること
この4つです。

相手の言葉の中から
その内容を盛り込んで表現して
「これが言いたいんでしょ!」と
言ってあげることです。

ここまで、できないと意味がありません。

こう考えるようになった体験があります。

平成元年に、フリーランスのSEで独立しました。

システムを導入する会社に伺って、
どんなシステムが必要なのか打ち合わせます。

当時、その打ち合わせで詳細な議事録を作ります。
もちろん、内容は確認します。

それを元に、システムを設計し開発します。

開発が終わると、導入テストです。

問題は、ここからです。

議事録で確認した機能を満足していますが...
導入テストで「違う!」と言われます。

これでは、導入できないので
「修正してくれ!」と要求されます。

でも、
議事録を確認すると打ち合わせ通りの機能です。

議事録を広げて「議事録で確認していますよ」と
言うのですが、納得してもらえません。

「そういう意味で言ったんじゃない!」と反論されます。
システムの仕様変更を行い、プログラムの修正になります。

この体験から

顧客の

 「口で言っていること ≠ 頭で望んでいること」

この違いが原因だ、と気がつきました。

そうです、口で言っていることを
漏らさず書きとめてもダメなんです。

実体験から、これが分かりました。

真面目に一生懸命に聴きましたでは役に立ちません。

相手の言っていることの
「間違って言っていること」
を補正して受けとめた上で、

相手の頭の中にある
1.自覚していないこと
2.言葉で表現できないこと
3.伝えないこと
を想像して創造するすることが必要です。

どうやったら、これができるか考えて
図解に行きつきました。

相手の言葉を考える材料として図解します。

図解すると
・抜けているところ
・重複しているところ
・間違っているところ
が見つかります。

ここを尋ねます。

これを繰り返すことで、
相手と一緒に、
相手の頭のなかの期待していることを
文書にすることができます。

こうやって頭の中で考えていることを
整理していくと自然に図解になっていきます。

図解の主な目的は
考えを整理して、
考えていることの完成度を高める技法です。

11月13日(金)に東京都内で図解講座があります。

そこでは、この手法も解説します。

詳しくは

http://www.teoria.co.jp/semi/index.html

図解:期待を正しく伝えられない構造

この図解は、今紹介した図解の元となったものです。
体験から、だんだんと情報が減っていく・変形することを整理しました。

この元の図を進化させて今の図解になりました。

図解の進化の参考にしてください。

 

 

 

図解の注意点「フォーカス・ディープ・ノイズカット」

図解:図解の注意点「フォーカス・ディープ・ノイズカット」

図解の注意点「フォーカス・ディープ・ノイズカット」

頭の中の「想い」を
図解しようと考えるときに必要な3つの注意点です。

 1.フォーカス
2.ディープ
3.ノイズカット

この3つが重要です。

■1.フォーカス

焦点を合わせることです。
何を書くのか絞り込みが重要です。

図解のアドバイスするときに、
何枚もの文書を出してきて
「あれも、これも図解したい」と言います。

気持ちは分かります。

大きな文字になっていたり
書いてある割合が多い部分に
絞り込んでアドバイスをすると、
「一番言いたいことは、そこじゃないんです」
と言い訳します。

書きたいことの優先度や具体化の
作業が進んでいません。

現状は、材料を集めて
それなりに書いただけの状態です。

でも、自分の中では
文章で書けているから
後は図解して分かりやすくするだけ。
と思っています。

これが、図解のブレーキになります。

図解という表現のテクニックが無いから。
図解のテクニックが難しいから図解できない。
と言い訳することになり、
いつまでたっても図解が上手くなりません。

文章でも図解でも、
・一度に
・すべてを
・1枚に
表現することはできません。

自分の表現したいことが
・大きい(抽象度が高い)
・たくさん(内容が多い)
場合には
何枚かの文書に分け、組み立てる
ことが必要です。

最初に、一番表現したいことに
焦点を合わせましょう。

■2.ディープ

内容を深めることです。
見ても価値がないことでは意味がありません。

若い時(30代後半)に、
企画書を勉強している女子大生に
企画書のアドバイスを求められました。

彼女の企画書を見ながら
正直に..
「きれいに書けているこで、内容が無い」と
言ってしまいました。

まさに、若気の至りです。

それ以来、音信不通。

自分には意味があっても
見る人に「見る価値」があるかが重要です。

きれいに表現できていることと
価値ある内容があることと相関しません。

パワーポイントが悪者にされますが、
ここに問題があるのではないでしょうか?

■3.ノイズカット

名前の通り「雑音の除去」です。
企画書など書きなれないと雑音が入ります。

1枚の中に
あれも、これも、それも..
たくさんの内容が入ります。

見る方は、「気持ちは、分かるが..」となり
理解しようとす意識が止まります。

その1枚に書きたいことを定義したのに、
頭の中では、もっと上位概念を描いていると、
定義以外の要素を入れてしまいます。
入れても気がつきません。

これが問題です。

なかなか自分では気がつきません。

表現する内容の定義があいまいだと
アドバイスのしようもありません。

必要なことは、
「何を表現する1枚なのか」を
明確にな定義することです。

図解する場合は、この3つを意識して
内容を絞り込み、価値を高めましょう。

実は、これができれば
自然に頭の中の書く内容が構造化します。

構造化すれば、そのまま図解になります。

図解講座では、
体験から得た、そのテクニックをお伝えします。

知っていれば、戸惑いません。

必要なことは
・何を、描くのか
・どう、描くのか
知って図解に向かうことです。