TEL. 025-531-1151
〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91
仕事で成果を出すために
.・成果につながる業務プロセス
・各作業を上手くやるコツ・工夫
を組み立てていくということが重要です。
簡単に言うと
仕事の設計をするということです。
新規事業では、ゼロから設計して設計図に展開。
業務改善では、設計図をもとに設計変更します。
その「仕事の設計図」の目的は..
・誰が見ても、理解でき行動できる
・ルールに則って動けば、一定の成果を出せる
・習熟する、守備範囲を広げていく道筋が見える
・現場の発見から設計変更することができる。
というように考えています。
仕事の体系化とは...
「仕事の設計図」で仕事を可視化するということ!
会社を、この図のように定義しています。
人材とお金を投入して
・会社のハードウエアの上で
・会社のソフトウエアを動かして
売上を上げ、利益を生み出すことです。
売上より経費が上回れば赤字の会社です。
成功する会社と赤字の会社では
どこが違うのでしょうか?
会社の「ハードウエア」は真似ができます。
事務所の机もパソコンも似たようなものです。
違いは!、会社の「ソフトウエア」です。
成功の条件は
・優秀なソフトウエアを導入し
・改善し続けること
これです。
会社のソフトウエアをパソコンに例えて
2つで考えます。
1.アプリケーション
パソコンでは、ワードとかエクセルです。
パワーポイントも新バージョンの方が性能は高いです。
最新のアプリは、古いOS上では動きません。
仕事では、
社員の「意慾・能力」と定義します。
できる人・できない人の差が、大きくあります。
高い成果を期待するには
意慾・能力のアップが必要です。
2.OS(オペレーティング・システム)
現在は「Windows 10」になりました。
初期の「Windows 3.1」とは、性能が大きく違います。
古いOSでは、やれることが限られているのです。
仕事では、現場の作業を進めていく「仕組み・文化」です。
より良い仕事の仕組みや文化がないと..
社員の持てる能力を発揮させすことができません。
この2つのソフトウエアのレベルが業績を決めます。
会社のOS(オペレーティング・システム)を
2つで考えます。
1.事業のグランドデザイン
「儲ける構造」の仕組み化です。
ビジネスモデルとも言われています。
この構造の完成度が低いと
儲けることができません。
経営の「経」、考える部分です。
戦略です!
2.仕事のアクションガイド
「儲ける運用」で、現場での運用です。
ビジネス・オペレーションと言われています。
この運用レベルが低いと
儲けることができません。
経営の「営」、営む部分です。
戦術です!
問題は..
・現場が頑張っても
「儲ける構造」が弱いと失敗します。
・現場の運用レベルが低いと、
戦略が良くても失敗します。
知らない地域の住宅地図を見せられて
「ここに行け!」と命令されたら行けるでしょうか?
会社の仕事で、こんなことはありませんか?
上司から「あれをやれ、ここはこうだ!」と..
前後関係も分からず作業を指示されたらどうでしょうか?
指示された作業はできるでしょうが..
不測の事態の時には対処できません。
「自分で考えろ!」と言っても、
考える材料がなければ、最適な対応をすることはできません。
地図のように
日本地図
→ 県の地図
→ 市の地図
→ 住宅地図」と
ブレークダウンできたらどうでしょうか?
自分の位置を確認しながら
目的地に到達することができます。
「仕事の設計図」で、これを目指しています。
「仕事の設計図」の作成には、3つの工程があります。
1.思想設計
・経営理念、ミッション、ビジョン
理念の定義
・事業の「核」の技術やアイデアの整理
・強みや特徴の明確化
2.基本設計
ビジネス・モデルの構築
・「儲ける構造」の明確化
・1枚の事業概要
→事業全体の企画
→分野ごとの企画
..事業のグランド・デザイン
3.詳細設計
オペレーションレベルの運用設計
・運用を作業レベルで具体化
・3つに表現方法
(構成図・プロセス図・定義書..他)
...運用のアクション・ガイド
一番大切なのは、思想設計です。
基礎となる思想がブレているとウワモノは揺らぎます。
仕事が見えていないと言うと
反論も多いと思います。
長くSEとして業務取材をしてきた体験から、
会社が組織として
仕事を見えるようにしている会社は
ほとんどありませんでした。
優秀な個人の頭に入っていて、
個人の力量に頼って
動かしているのが現実です。
「見える化」すると言うことは
組織として
仕事のプロセスを変更できるようにすることです。
見えることで、
情報を共有して同じ土台の上で話し合い
改善のアイデアを出すことができるのです。
組織として仕事が見えていないと..
個人が仕事の現場から得られた知恵を
「組織知」として蓄積していくことができません。
ダイヤモンド社のビジネス情報サイトを
参考にしてください。
http://diamond.jp/articles/-/5136
ギルブレスがレンガ積み職人として
働き始めた17歳のときから作業の単純化を考えていました。
一緒働く多くの職人から作業の進め方を学びました。
考えたことは
・教える人によって方法が違う?
・誰のやり方が正しいのか?
・私が親方なら最も良いやり方の人を探して
他の人にもやらせる!
でした。
そこでやったことは
・一連の動作を細かい要素に分け、
・個人差のあるレンガの積み方を記録、観察し、
・最も効率的な方法を割り出した
と言うことです。
仕事は結果が全てです。
利益の出ない仕事は続けることができません。
でも、結果に一喜一憂しても意味がありません。
相手があるので、
結果はコントロールできません。
結果の善し悪しを、
担当者を責めても意味がありません。
成果の出やすくなる「行動」に
焦点を当てる必要があります。
成果の出る行動なのか?
成果につながらない行動なのか?
そこが問題です。
どんな仕事も、小さな作業の積み重ねです。
期待する成果を得るには、
正しく作業を組立てる必要があります。
現状の仕事を設計図に落とし込むことは、結構大変です。
何が大変かは
・社員さんが自分の仕事を
具体的な作業レベルで洗い出すときに悩みます。
実際にやっている仕事ですが、分かりやすい言葉で
他人にわかるように定義できません。
・担当者ごとに仕事のやり方に違いが明らかになると、
そこで協議する必要があります。
誰もが、自分のやり方が最良だと思っています。
みんなのやり方を集めて一番良い方法を組み立てます。
ここが最も大変な作業です。
難しい作業です。
実は、文書にすること自体は難しくありません。
書く材料が明確になれば
書くこと自体は、慣れれば誰でも書けます。
この作業は仕事をしっかり認識し共有する場とすることが重要です。
ここをしっかりやることで、
上から押しつけられたマニュアルでは無くなります。
自分たちで、バージョンアップしていくマニュアルになります。