有限会社テオリア 思考と行動を図解で可視化する

有限会社テオリア 図解で仕事を可視化する専門家として、図解の技術の提供・図解化サービスを提供しています!

TEL. 025-531-1151


〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91


e-meil. info@teoria.co.jp
図解の守備範囲と可能性

図解の守備範囲と可能性

このエントリーをはてなブックマークに追加

図解:図解の守備範囲と可能性

図解の守備範囲と可能性

私が、図解をやるようになった体験があります。

キッカケは、配管CADシステムの開発でした。

デジタイザーというドラフターのような大きな盤に
設計図を貼って座標を取り込みます。
その座標の2点の差と縮尺から実長さを取りだして..
何てことをやっています。
平面図入力して立体図への変換もありました。

はじめは、プログラムの仕様書を文章で書いていました。
データ処理ならそれでも大丈夫でした。

でも、デジタイザーから図面データを取り込む所が
文章では書ききれなくなりました。
書いている自分でも、書いている時は良いのですが
後で読み返してもサッパリ理解できません。

そこで、A3版の方眼紙を横にして
テンプレート(穴空き定規)でデータ構造や操作手順
データの流れなどを図解するようにしました。

こうすることで、
・自分の頭の整理ができて
・目で見ながら設計のミスを発見し修正し
・後から見てもすぐに理解できる
・他の人への説明もしやすい
と言うことを体験しました。

その後、平成元年にフリーのSEとして独立したことから
システム開発の提案営業を行う必要がありました。

でも..
でも..

上手く営業トークできないいんです。
しゃべれない
しゃべっても下手

伝えたいことがサッパリ伝わりません。

伝わったと思っても、
全然違う内容で理解されたという場面もありました。

どうしよう..

そこで、当時あった
マックのインスピレーションというソフトで
図解で提案書を作成するようになりました。

まだ、パワーポイントはありませんでした。

しゃべれないので、どんどん図解にのめり込みました。
面白かったんです。

これらの体験から、

 1.発案(自分の考え・アイデアを発想する)
2.記号化(自分の言葉で表現する)
3.発信(相手に伝える)

 4.受信(相手が受け取る)
5.解読(相手が理解する)
6.行動(相手が行動する)

 7.成果(行動の結果が出る)

人に伝えて、行動してもらい結果を得るには
この7段階があると考えました。

問題なのが、
・自分の頭の中にあるモヤモヤとした言葉にできない「想い」
・相手が行動して生まれた成果
を比べることです。

言葉にできない「想い」ですから
相手には伝わっていません。

でも、上司と部下の関係だと
上司は「何で、分からないんだ!」となり
部下は「言ってもらわないと分からない」と
なってしまうことが問題です。

私は、図解の守備範囲は
2.記号化(自分の言葉で表現する)
3.発信(相手に伝える)
4.受信(相手が受け取る)
5.解読(相手が理解する)
この4段階を考えています。

ただ、たくさん図解して
そのコンテンツが蓄積されると
副産物として

「アイデアが出てくる」

ということがあります。

何か現場で発見があると
以前作った、
・あの図解の、あそこと
・この図解の、ここを
組合わせると..
と発想が広がってきます。
難しかった図解も手早くできるようになりました。

図解コンテンツの蓄積は
間違いなく

「1.発案」を、刺激してくれます。

それと、相手の期待通りの行動をしてもらうために
図解したものを
・手順書
・チェックリスト
・補助ツール
のようにして行動をフォローすることで
ミスやトラブルを減らすことができます。

図解をはじめて30年くらい経ちます。

あっというまでした。

これまで、コツコツ図解してきました。

このご紹介している図解は
10数年かかっていまに至ります。

書いて・直して・使って・直す..
その繰り返しで完成度を上げてきました。

図解をしようとして
難しいと感じておられる方も多いと思います。

短い時間で完成度の高いモノを作成しようとすると
難しいです。

70~80%できたらOKにしましょう。

そして、それを誰かに見せて説明しましょう。

相手の反応と自分の中に生まれる心のモヤモヤが重要です。

たくさんの人に図解を仕事に役立ててもらいたいと思います。

 

 

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です