有限会社テオリア 思考と行動を図解で可視化する

有限会社テオリア 図解で仕事を可視化する専門家として、図解の技術の提供・図解化サービスを提供しています!

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図解:思考の可視化
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頭の中で考えたことが、すべての出発点

言葉にできない「想い」のレベルでは
何の機能も果たしません。
経済価値につなげられません。

人は
  ・言葉でしか考えられないのです
・考えられないことは行動できないのです

これは、間違いありません。

「何を・どうするか」を言葉で定義できない限り、
何の役にもたたないのです。

でも、文章で書ければOKです。

ただ、日記のように思いつくままに書いたものでは意味がありません。

主張が明確になっていて、
それを裏付ける柱がしっかりしている文章でないと、
誰もその主張を信用してくれません。
仕事では使えません。

実は、図解を使うことで主張と裏付けのしっかりした文書が作れます。
図解で、内容のロジカルチェックができるからです。

それは、
頭の中で分かったつもりの事も、図解しようとすると..
なかなか難しく上手くいきません。

原因は、図解表現が難しいのではありません。
表現しようとする内容があやふやだらかです。

●図解することで、
・内容の不足が見えます
・内容の重複が見えます
・内容の整合性の不良が見えます

図解することで、
これを修正して行けばいいんです。

修正を繰り返すことで、
内容の完成度を高めることができます。

図解で難しいのは、「言葉の操作」の部分

図解:発案を可視化する手順と「図解思考」

 

図解というと、丸や四角を書いて矢印で結べばいいと思われがちです。
確かに図解の一つの側面ではあります。

でも、それで図解ができるでしょうか?

「図形の操作」では、図解はできません。
丸や四角、矢印などの操作では図解はできません。

図解するということは、
頭の中にある「考えたこと」を
言葉にして見えるようにすることです。

手順としては

1.発案(想い)
頭の中に、表現したいことがある

2.概念化
・言語化(言葉にして)
実現したい想い・考え・アイデアを「言葉」にする
・構造化(カタチにする)
「言葉」と「言葉」の関係を整理して組み立てる

3.図解表現
納得できる構成ができれば、そのまま図解になる

要するに、「言葉の操作」の部分が難しい。

ここをいい加減にやって
「図形の操作」だけをやってみても意味がありません。

そして、特に問題なのは、
頭の中に「概念」が無いことです!

書くべき「想い・考え・アイデア」が無いと..書くことができないのです。

※イギリスのことわざ
考えていたことを上手く言い表せた時に
はじめて自分が何を考えていたか見えてくる。

「考える」構造を整理すると

考える段階を整理すると..
1.基礎知識は十分にあるか?
2.適切な「問い」が立てられたか?
3.十分な時間と労力を投入して考えたか?
4.適切な表現をしているか?
この4段階で考えをまとめます。

出発点は、「問い?」です。

「問い?」は
・考える出発点です
・考える方向性を示します
・着地点を規定します

でも、基礎知識が不足していると..
良い「問い?」が生まれません。

経験豊富な管理職と新人が
同じ仕事の現場を
視察に行ったらどうなるでしょうか?

見る人が見ると
たくさんの「問い?」が得られます。

そのために、十分な基礎知識が重要です。

 

図解できない理由..実は、図解する力が理由ではない

「パワーポイントに向かっても図解できない.」
という悩みがあります。.

その原因は何でしょうか?
どうしたら図解できるのでしょうか?

理由は簡単です

1.理解が足りないのです
目的は?、何のためには明確か?
目標は?、満足できる着地点は?
...顧客の読みが足りないのです。

2.情報が足りないのです
図解する対象についての知識・経験は?
主張を裏付ける材料を集めたか?
...経験の蓄積が足りないのです。

図解できなかったら、
この2つを意識して改善を考えましょう!
解決策が見えてきます。

 

図解は、自分の頭の中身をさらけ出す

図解したものは、自分の頭の中身そのものです!

他人に、図解を見せたらすぐに...
「自分なら...」とか、「違うと思う..」
のような、意見が返ってきます。

長い文章なら誤魔化しがきくのですが...

図解は、見せた瞬間に
厳しい評価の視線にさらされます。
簡単に誰にでもわかりやすくするのが図解です。
だから、反応すぐにかえってきます。

図解だと、アイデア、論理の構成力、
問題解決の方法の選択、表現力..などなど
簡単に見破られます。

自分の頭の性能すら
見透かされる気がします...
もっと準備すれば良かった..
もっと考えれば良かった..
もっと表現の工夫をすれば良かった...
と後悔することになります。

頭の中身が投影されるのが図解です

図解は、誰でもできます!

センスが無いから図解できないということはありません。
美的センスとは関係ありません。

必要な事は、
考えた事を、構造設計する論理です。

図解できない理由のほとんどは
表現したい内容が明確でないことです。

図解にして誰かに見せると..
見た瞬間に「?」と、おかしな点を指摘されてしまいます。

厳しいですが、そこが図解のいいところです。

これを乗越えると、図解は誰でも上手くなります。


考えを言葉にして整理できれば
図解は簡単にできるんです!

 

人と組織の「強み」を積上げる「考動知図」(こう・どう・ち・ず) 有限会社 テオリア 池田 秀敏